「GOEMON」は、
「CASSHERN」のように同系色のモノトーンに近い映像ではなく、意図的にかカラフルで明るい絵造りを目指しているようです。
技術的な面でもかなり進歩しているのでしょうか…。
その世界観も前作「CASSHERN」同様、紀里谷和明監督が脳内で造り上げた独特のもので、時代劇といっても内外あらゆる文化圏が同居しているごった煮状態。
城の天守閣は東南アジアの寺院風だし、兵士の甲冑は西洋の騎士のよう…。
とかく世界観や画像のイメージは元奥様のPVを手がけていた頃から変わらない紀里谷ワールドが炸裂というところですね。
物語は安土桃山時代の稀代の大泥棒であり、また忍者でもあったとされている石川五右衛門を主人公とした冒険アクションで単純明快、そうまるでコミックのごとき展開で「CASSHERN」のような難解さがない分好感が持てます。
そのかわり映画の深みというものを味わう作品ではありませんから、わずかでもそういった類のものを映画に求める方は観ないほうがいいでしょう。